防災の日に考える 今日からできる身近な防災習慣 毎年9月1日は「防災の日」です。日本は地震や台風、大雨など自然災害が多い国ですから、防災意識を持っておくことは私たちの生活に欠かせません。特に近年は気候変動の影響で豪雨や災害などの被害も増えています。だからこそ防災の日は過去の教訓を思い出しながら「自分や家族をどう守るか」を考える大切な機会となります。今日はあなたも防災について、一緒に考えてみませんか? 1.防災の日の意識と日本の現状 防災の日は1923年の関東大震災をきっかけに制定されました。日本に暮らす私たちは地震、台風、津波など様々な災害のリスクと隣り合わせです。大切なのは「備え」。だからこそ防災の日はただの記念日ではなく、一人ひとりがもしもの時の準備を考える日なのです。自宅での食料や水の備蓄、避難場所の確認はもちろんのこと、地域や企業がしっかり対策を考えることも重要です。 2.建設業が支える安心・安全な暮らし 建物をつくる建設業の仕事は、私たちの生活や社会活動を支える大切な基盤です。工場やオフィスビル、病院、学校、住宅など、どれも人々が安心して暮らすために欠かせない存在です。特に日本のように自然災害が多い国では建物の安全性は人命を守るために非常に重要です。地震の揺れに耐えられる構造や、強風、豪雨に備えた設計が求められ、建設業はその技術を活かして防災力の高いまちづくりを進めています。矢野建設のある名古屋市港区、特に名古屋港周辺は商業や産業が集中しており、多くの工場、物流施設が建ち並び、輸出入の拠点にもなっています。もし災害が発生すれば建物の損傷だけでなく、地域の経済やライフラインにも大きな影響を及ぼしかねません。そのため工場やビルを災害に強い構造で建てること、病院などを耐震化して医療機能を維持できるようにすることは、地域社会全体を守ることにつながります。私たち建設業は、こうした重要施設の建設や改修を通じて地域の安心を日々支えているのです。また、一般住宅においても防災意識は欠かせません。古い住宅をリフォームして耐震性を高めたり、非常用の設備を整えたりすることは家族の命を守る備えとなります。このように、人々が安心して日常生活を送れるようにすることは建設業だからこそ果たせる大切な役割と言えるでしょう。そして万が一災害が発生したときには被害を受けた建物や道路の修繕、復旧へすぐに取りかかり、再び安心して暮らせる環境を取り戻すことも重要な使命です。実際、2011年に発生した東日本大震災の際も、現地からの要請に応じて名古屋から復興の手伝いに向かいました。こうした活動は普段は目立ちませんが、地域の生活と産業を守る「縁の下の力持ち」として建設業は欠かせない存在です。矢野建設はこれからも地域密着企業として名古屋の街とともに歩みながら、安全で持続可能な社会づくりに貢献していきます。 SDGs NO.11「住み続けられるまちづくりを」 3.再生可能エネルギーと防災 – 太陽光パネルの可能性 もし台風や地震で突然停電してしまったら、あなたはどうしますか?スマートフォンが充電できない、冷蔵庫の中身が傷んでしまう、夜には真っ暗で不安な時間を過ごす−−。こうした状況は決して他人事ではなく、誰にでも起こり得ることです。特に自然災害が多い日本で電力の確保が命を守る備えのひとつとなっています。実際、令和元年の房総半島台風では、災害関連死の主な要因は長期間の停電による熱中症や、酸素吸入器など医療機器が使えなくなったことでした。そこで注目されているのが太陽光発電です。普段は環境にやさしい電気をつくる存在ですが、災害時にも心強い力を発揮します。蓄電池と組み合わせれば停電中でも照明をつけたり、スマートフォンを充電したり、最低限の電力を確保することが可能です。さらに家全体をバックアップできる「全負荷型」やEV(電気自動車)のバッテリーを活用する「V2H」など新しい選択肢も増えています。また、家庭だけでなく企業においても、BCP(事業継続計画)対策の一環として導入が進んでいます。避難所や学校に設置されれば地域の安心にもつながり、家庭や事業所であれば日常の省エネと非常時の備えを同時に実現できます。9月1日の防災の日は、自分や家族が災害にあったとき電気をどう確保するかを考える良い機会です。家庭や社会でそれぞれが必要な備えを進めることが未来の安心へとつながっていきます。矢野建設は、防災対策の観点からも有効な太陽光発電・蓄電池の導入を推進しています。当社環境エネルギー事業部では、初期計画から設計・施工、運用開始後のサポートまで一貫して対応可能な体制を整えています。受託・企業施設を問わず現状のエネルギー利用を分析し、最適な導入プランをご提案いたします。災害の備えと日常の省エネを両立できる再生可能エネルギーにご関心のある方は、ぜひ環境エネルギー事業部までお気軽にお問い合わせください。矢野建設 環境エネルギー事業部 詳細はこちらのリンクから 4.今日からできる!防災チェックリスト10項目 災害への備えは大掛かりな設備だけではなく、自分でもちょっとした工夫から始めることができます。以下の10項目を確認して自身の防災対策を見直してみましょう。 災害は「いつか、遠いどこかで起こるもの」ではなく、「いつ自分の身に降りかかってもおかしくないもの」です。水や食料の備蓄、家具の固定、家族との避難ルールなど、一つひとつは小さな準備かもしれません。しかし、その積み重ねがいざというときに自分や大切な人を守る力になります。防災は特別なことではなく、日々の暮らしに少し意識を加えるだけで始められます。たとえば、買い物のついでに非常食を1つ買い足しておく、避難場所を自分の目で見て確認しておく−そんな小さな一歩が大切です。「自分には何ができるだろう?」と考えることが、すでに防災の第一歩。今日からできる行動を、ぜひ一つ取り入れてみてください。